2007 年02 月08 日
感情が爆縮する。ネガティブなインプットとポジティブなインプット。
試験の勉強をなかなか始められない原因はプラス思考であった事だと思われる。プラス思考で以前から懐疑心を抱いていた部分が自分にやってきた。即ち、挫折の肯定である。挫ける事、諦める事に対して前向きになってしまっているのだ。記憶のインプットにはネガティブなものとポジティブなものがある。その強さが強い程、記憶に残る。ほんの少し前まで私の精神状態は躁鬱入り乱れた不安定な状態で、多分そのインプットは中途半端だった。現在の私にはポジティブなインプット、興味や好奇心といった前提で勉強出来なくなっている。ネガティブに追い込むしかないようだ。試験勉強で病んだ、とは友達の弁であるが、私の場合は病まないと勉強が進まないようだ。
私の過ごして来た環境が原因なのか、それともヒトはそういうものなのか、ネガティブな状態である時は妙に思考がクリアーで、その負のエネルギーをコントロールしやすい。皮肉にも他人に親切に出来る。多分、仮面を被っている自分が出てくるのだろう。感情が内側にえぐり込んでくる。ちなみにポジティブなエネルギーはほとんどコントロール出来ない。気付いたら取り返しの付かない事になっている場合もある。
（話が脱線するが、私は、愛は求めて滅多に得られるものではなく、進んで他人に与える事でその反作用的な反応を待つものであると認識しているが、クリアーな感情になった私は、完全に愛を与えられなくなった人に対し、進んで無償の愛を与える事が出来る気がする。しかしながら、それは私に対する依存を産み出す為、やはり私が愛している対象で無い限り愛を与えないだろう。ちなみに愛に溢れている者に対しては殺意すら抱く。明らかに僻み、嫉妬。）
ネガティブな連鎖はどんどん進んでいく。自分の誰にも負けないと思う長所は、誰かにとって他愛もない当然な事であるし、自分と同じ年齢で、異常に成功を収めた者もいる。自分は取るに足らない小さな人間である。存在価値に対し不安を抱いてくる。そうしてやっと私は勉強を再開出来るのだ。
但し、今回の私は、ネガティブな感情をコントロール出来なかった部分がある。セントジョーンズワートやアルコールに頼ってしまったり、苛立ちを隠せず破壊行動を取ろうとした事もある。どうやら、天使は私の羽根を削ぎ取っていったらしい。救済とはこういう事なのだろう。
安定化した私には何も残らない。不安で懐疑的、絶望がすぐ側にある、自嘲するような卑屈な精神状態が一番エネルギーがあり、これまで私の能力を伸ばしてきたのだ。ポジティブな感情はどうもコントロール出来ない。それよりは、この慣れ親しんだ、あまり良くないだろうけれども、暗い感情に縛られていた方が良いのかもしれない。
投稿者：未定at 09 :30| 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )